@ネタばれ的な記述を含みます@





オペラ座の怪人における

ファントム&クリスティーヌ&ラウル子爵
の三角関係に学ぶ!

ジ・ファントムの法則(ジがよけいか・・・)。

まぁ三角関係の恋愛模様がうんたらとかそう言った
一般化出来るような単純明快な物語とは一線を
画すんですけれども、と断っておきながらも、

好きな人と結婚出来る人は別、みたいなことを思う。

好きな人=ファントム、結婚出来る人=ラウル
クリスティーヌ目線で↑

※一応クリスティーヌとラウルは劇中で
婚約しておりました(隠してたけど←隠すなよな。
クリスティーヌ的にファントムに対してうしろ
めたかった為ぽい)。

いやほんとにそんな単純化一般化は出来ないん
ですけど・・・・・・。

愛し合える相手と幸せになれる相手は
必ずしもイコールでは無い、とも言えると
言うか。

もう、みなまでいわずともさっしてくだされ(;一_一)





ファントムは最終的にクリスティーヌの前から
姿を消します。

彼女の(長期的な観点からのその後の)幸せを

思って身を引いたと取れるかもしれないし、

いろいろな解釈があるかもしれない。

でもふといろいろ・・・思ったのは、

大好きな相手と愛し合い添い遂げると言うことを

考えた時、いつか相手が自分の元から去る(=死)

と言うことも、賢いファントムは察したのだろうか

と思いました。逆に自分が先に相手の元から去る(=死)

ことも想定出来るだろうし、もちろん一般社会では

暮らしづらい自分と彼女が一緒に居ることは難しい

と言う判断もあるだろうし、永遠の愛を誓っても

別離を迎える可能性がゼロでは無いことに、彼は

耐えられるのだろうか・・・・・・いや耐えられない

だろう・・・・・・と言う考えに行きつきます。

身を引き姿を消すことで印象深くクリスティーヌの記憶の中に

一生残ること。それが永遠に愛し合うことの代替行為?

だったとすれば・・・?!

その後、クリスティーヌとラウルは、″結婚し幸せに

暮らしましたとサ″になったんだっけ?原作をだいぶ

前に読んだのでよくわからないです。劇中では、たぶん

後日結婚はしたんだろう・・・?!と言う感じでした。

でも2人が結婚しても、ファントムの幻影?からは

逃れられないよね。忘れられないだろうし。

ファントムの分まで2人で幸せになろう♪みたいに

おめでたいこと言えないだろうし。

ファントム的には2人のお幸せ願ってる(クリスティーヌ

が幸せになって欲しいからラウルがんばって幸せにして

やれよ、的な)とは思うけど。



難しい話だな・・・・・・。お手上げ。
劇団四季のファントムを観劇しました。
重厚で孤独な、深い愛の話。
私の言葉では表現できない。
衝撃過ぎて。
ファントムは大きな偉大な何か、大きな意味での″愛″
や表現したいものを多く持ち過ぎて生まれてきた、
不器用である意味不幸で、鋭すぎて繊細過ぎて
世知辛い現世では生きづらい怪人だけど、
不思議と包容力みたいなものがある。
きっとオペラ座の主みたいにして
芸術や表現を生業とする人を守ってたし
居なくなった後もそうなんだと思う。
彼が愛したのはクリスティーヌだけでは
無いと思った。
神様に近い、でも神様にはなれない、
ある意味人間らしい人間。
ファントム役の人の歌唱力が人間離れしていて
本当にファントムだった。


この曲が心に残りました。
http://www.youtube.com/watch?v=JIE5p2D7bgA
クリスティーヌとラウル子爵の愛の誓い?の歌。

松尾芸能賞ってそんな賞あったのかと言う感じやけど、
大賞は大御所北島三郎さん。
http://matsuo-e.net/prize/32.html

優秀賞に大空祐飛さん。宝塚歌劇団宙組男役トップスター。

大空祐飛さんは役者と言うカテゴリーで
今めちゃくちゃ注目している1人で、

この人の表現って言うのはほんとうに凄いですね
ってこのところずっと思っていたので、

こう言った賞で評価されると言うのは
ほんとうに素晴らしいことですね。


http://www.youtube.com/watch?v=K3h-Vs52tgg

↑このインタビューの後半6分半ぐらい~の
部分のお話はほんとうに感動する。共感する。

″わたしは形で見せることよりもまず
中身をつくることを先にやってから
自然に動きになるのが本当かなと″

″男性に見せるのに形から入らないのは
凄い難しいことだったし・・・逆に
遠回りだったと思うけどそのやり方は
絶対に変えられない″

宝塚には宝塚の″様式美″と言うものがあり、
もとは女性の方が男性を演じるのだから
形を重んじるのは大前提なのは当たり前、
それにとどまらず自分の中身から来る
魅力で観客を魅了することが出来るように
すると言うのは難しいことだと思いますが、

どんな立場や仕事でもそういうこと
は忘れたくないと思うし、うわべの
型だけちゃんとやってりゃそれで
まぁ通用するしそんだけで
いいわーってのは
あんまり好きでない。
わたしも自分なりにそういう人でありたい
と思うからあこがれの人であります。
はうとぅーさくしーどいんびじねす、うぃずあうとりありーとらいんぐ。努力しないで成功する方法。んなもんあるかぃ……とつぶやきつつ、常人では思いつかない奇抜な発想で自分なりの努力しないで・・・の方法を編みだした人らが成功者なんだきっと。
そうにちがいない。と言うことにしとこ。

略称がH2$。おしゃれな略称だ。でもどこのヒップホップ系のスラングかと一瞬思うけどさぁ。

宝塚雪組で夏にH2$再演やって。
初演はあの真矢みきさん。
梅田芸術劇場でやるから本拠地宝塚より行きやすい
んだ・・・・・・。観てみたいです。

ヅカファントムもやるし、海外ミュージカルもの続くんやね。

やっぱそういうのは観に行きたい(←戦略に乗るド素人)。

あとはヅカで春にやるノバ・ボサ・ノバはお芝居でなくて
ラテンなリオのカーニヴァルをモチーフにした
ショー作品やけど観たい。この作品を映像で観て、
再演するなら観たいと思ってたところで再演発表されて
めちゃくちゃうれしすーやった。
劇団がどうとか出演者がどうとかそう言ったこと
抜きにして、作品そのもの自体が発するエネルギーが
ものすごい。このショーを作った演出家の鴨川清作氏は
『鬼才』と呼ばれたそうです。鬼才の作品、観たい。
ヅカっぽいきらびやかさも無いわけではないだろうけど、
ラテンで黒塗りで、どちらかと言うと、哀愁漂う、
いなたい、アングラ目なフインキがするんだ、なんとなく。
ヅカ比で異色異色。

初演と初演のすぐ後の再演は70年代で、初期のベルばら
の頃。ベルばらスターの安奈淳さんが出てたりする。

http://www.youtube.com/watch?v=cpTCr4cC4Bc&feature=related
↑youtubeにあったやつ・・・・・。76年文化庁芸術祭優秀賞
取ったらしいからそん時かな。文化庁芸術祭がどんだけ凄いんか
しらんけどやっぱ凄いよねそのタイトル。
『スルース』by四季。
http://www.shiki.gr.jp/applause/sleuth/

2人の男。
上流階級の推理作家は妻の浮気相手である旅行関係経営者
の若い男性(若いツバメか?)を邸宅に招いて2人ともに
利益のある(?!)、「ゲーム」を提案する。

いかにも海外ミステリーっぽい感じで
うまいこと「小道具」を使った推理や
謎は渋いなぁと思う。

田舎の金持ちの邸宅って感じの洋館、
暖炉があってランプがあって・・・
と言う設定の舞台美術は、クレジットが
外国人風の名前になっていたけど、
その道では有名な世界的な方が手掛け
たんだろうか?この作品のいっちばん
の見どころって言うのはこの舞台美術
にちがいない。ご主人がダジャレを言う
と笑いだす気味の悪い仕掛け人形とか
・・・・・どんなセンスだ。金魚鉢の
中には生きた金魚まで泳いでいるから
驚き(オペラグラスで確認済)。

ある意味ネタバレになるけど、
この重厚で少し気味悪くて
ハイソサエティで精巧な舞台
美術が、演出上の理由で
ある瞬間めちゃくちゃになる。
跡形も無いくらいに。

ところがどっこい休憩をはさむと
もとどおりに片付いている。

なんじゃそりゃ。

舞台美術や小道具も含めて、
登場人物それぞれが
何の意図で何がしたいのか、
よく分からない展開も多いが、

そのよく分からない感じが
妙なじわじわくる恐怖心?
と言うかサブミリナル効果
のような感覚で人間心理を
揺さぶってくれます。

2人の男をこんな展開にまで
する「女」(推理作家の妻)
は2人によって「語られる」
だけで、実際には登場人物
としては出てこない。

そのことによって
男対男の戦いだったり
見栄の張り合いだったり、
上流階級対庶民みたいな
この話の舞台のイギリス
ならではの階級社会を
皮肉ったような部分も
垣間見れる。

でも一番気になったと
いうか印象に残ったのは、

推理作家は、推理小説の
世界にハマりすぎた結果、
自分の好きな設定で
完全犯罪を犯したり
刑事や警察の取り調べ
を皮肉ったりすることに
命を懸けたりする、
そんなおかしい人
に見える。

表向きは妻と離婚して
交際相手である娼婦だか
別の女と結婚したいと
言っているけど、
本当の深層心理では
「犯罪を楽しみたい」為に、
快楽としての殺人や
道楽としての犯罪、
と言う領域に足を
踏み入れようとする
どうしようもなく
ある意味愚かな人
なのではないだろうか。
そんな人物像に見えなく
も無い。

作品としては
玄人好みと言うか
渋い、難しい
感じだと思う。

いろんな残像や
余韻を残す作品。

何回もドンデン返される
から結構観るのにパワーが
要る。


紅はこべの紋章

2011年1月17日 演劇
『スカーレットピンパーネル』と言う言葉と
言うか字面を見て、なんだと思うだろうか。
わたしは、字面だけを見て、スカーレット?
(ピンパーネルは目に入らず)、と言うことは
風と共に去りぬのスピンオフ作品か何かか?
と単純に思ってしまったアホです。

スカーレットピンパーネルとは、
紅はこべ、と言う意味である。
はこべ?って言うと冬か春か
忘れたけど七草粥なんかに
入ってそうな山菜のイメージ。
(違うかも?)
なんとも素朴なイメージ
がある植物。

スカーレットピンパーネル、と言う
英国文学の大ベストラー作品。
邦題。紅はこべ。

紅はこべ、とは深い紅色の
小さなかわいい花を咲かせる植物。

この素朴なイメージの花の
タイトルが冠された作品は、
相反するような大スペクタクルな
冒険活劇、愛とロマンと正義の
誇り高い英国貴族の物語だ!

文学作品をもとに映画化、舞台化
などがされており、ブロードウェイ
作品となった後、数年前日本版と
して宝塚歌劇団星組で上演、
大好評の当たり狂言となって
すぐに月組で再演・・・・・・
となったところでわたしは
この作品のあれこれを見聞きし、
是非観たい観たい観たい観たいと
思ったのですが、

すでに公演は終わっており、

DVD買うしか無いかなぁ
余裕がある時に買って観ようと
思っていた頃、

レビューシネマと言う
舞台を映像版として編集し
映画館で上映すると言う
バージョンが月組版の
ほうで始まると言う
情報を入手し、

さっそく観て来た
と言うわけです。

ストーリーとしては、
フランス革命後のフランスで
貴族達がギロチンで処刑され
まくる中、何者かがその貴族
達を、革命政府をあざ笑う
ような奇想天外な手法で
救出し、その現場には
紅はこべの紋章が残される・・・

と言うお話。

このフランス貴族を救う
何者か、謎の秘密結社は
後に残される紅はこべの
紋章から、スカーレット
ピンパーネル(紅はこべ)
と呼ばれるようになる。

スカーレットピンパーネル
の正体は、実は英国貴族の
パーシー・ブレイクニーで
ある。この事実は物語の
しょっぱなから明かされて
いる。

パーシーブレイクニーは
フランスのスター女優で
あるマルグリットと
結婚するが、マルグリット
のかつての恋人は……
今は革命政府の公安委員で
あるショー・ブランであった。

この3人の三角関係?を
軸に物語は進む。

妻にも自身がスカーレット
ピンパーネルであることを
ひた隠しにするパーシーは、
新婚の夜から「狩りに行く」
だとか理由をつけて屋敷を
抜け出し(実は″救出活動″
関連で出て行った)、
さっそく
マルグリットに不信感を
植えつけてしまう。

公安委員のショーブランは、
スカーレットピンパーネルの
正体がイギリス人と言う
情報から、イギリス貴族
と結婚したマルグリットを
脅し、スカーレットピンパーネル
探しに協力させようとする。

パーシーとマルグリットは
次第にぎくしゃくし、
マルグリットは昔の恋人
でもあるショーブランに
のペースに巻き込まれ、
夫婦2人の関係はすっかり
危うくなり……

そうこうするうちに
パーシーが
機を見て救い出そう
としていたシャルル皇太子
(マリーアントワネットの
息子)が革命政府に捕らわれて
しまい、物語はクライマックスを
迎える……のですが、

この話のテーマは、
謎の組織として暗躍
する英雄の話であると
同時に、完全無欠の
ヒーローが妻との関係、
愛に悩み、やがて
ぎくしゃくした2人が
和解し、信頼関係と
絆をより深くする、
と言う若い夫婦の
愛と成長の物語
でもあると思います。

中盤で象徴的に出てくる
仮面舞踏会のシーンがある
のですが、「スカーレット
ピンパーネルはイギリス人
だと言うから、この中に
居るかもしれない♪隣の
その人がそうかもしれない♪
なんたって仮面をつけてい
れば正体は分からないから」
みたいな歌でみんなで
仮面を手に踊ります。
なかなか考えさせられる
印象的な場面です。
やたら「キツネ狩り」
だとか「クリケット」だとか
で遊びまくり、フランスまで
衣装を誂えに行きまくって
居る(そう言うフリをして
裏の顔を探られ無いように
している)英国貴族パーシー
はもう1つの顔があり、
フランスで救出活動を
展開している。
片や、今は英国貴族の
妻となったマルグリットだが、
女優として成功するより
もっと前のかなり若いころは
革命の闘士として恋人ショーブラン
とともに活動していた過去が
あった……。誰しも家族や
パートナーに対して見せている
顔がすべてでは無いと言うこと
……そのことで些細な裏切り
や誤解が起こり、
どんどん関係がぎくしゃく
して危うくなる……そのことを
象徴的に表現した名シーンでした。

小さいことではあるけど、
やたら出てくる「ドーバー海峡」
もわたしにとっては象徴的
な表現として感じました。
イギリスとフランスの間に
あるドーバー海峡を越えて
パーシーはフランスに乗り込んで
暗躍します。デイドリーム号と
言う船で。「ドーバー海峡を
越えて来たよ/行って来るよ」
みたいなセリフもたくさん
あって……。ドーバー海峡は
パーシーと妻マルグリットの
物理的な距離、心の距離を
表したものだと思いました。
イギリス人であるパーシーと
フランス人であるマルグリットの
結婚。英国貴族であるパーシーと
芸能人のスターであるマルグリット
の結婚。2人の肩書だけを見ても、
そうやすやすと価値観が合う、理解
し合える2人だとは思えません。
その2人が理解し合うようになる
過程。その過程の物語です。

全体的には爽快な印象のステージで、
おなかいっぱいで胃がもたれる調では
ありません。

歌われている曲もいかにもミュージカル
と言う感じとはちょっと違って(ミュージ
カルはミュージカルですが)、
ミュージカル特有のくどさ?や名曲アピール
度が高い楽曲が苦手な人でも楽しめると
思います。

http://www.youtube.com/watch?v=n1d5j9iB0YI
↑スカーレットピンパーネル映画版宣伝動画★

レビューシネマと言う、舞台の映画化?と言う
ものは初めて見ました。が、うまく編集して
あって迫力ある劇画調でとてもよかったです。
が、TOHOのサイトでは「映画以外」の
カテゴリーに入れてあって……でも一応映画
なのにぃ、2500円だった……高っ。あとは、
豪華なアクセサリーや衣装やセットなどが
大画面迫力で細かいところまで良く映って
居るのが楽しめて良かったですが、
男役さんのもみあげなど、メイクの細部が、
「ペンシルで描いてますので」感が分かって
しまうところがネックだと思います。
今年上半期?はファントム期だ。
地元の劇場で10年ぶりに四季ファントム上演。
夏にはヅカファントムも。トップお披露目か・・・。

観たい。
観たいけど。

でもこの話、原作はなんか怖い。
不気味。小学生か・・・そのくらいに
読書感想文の宿題で読んだけど、
なんか劇場の地下に棲む怪人・・・
とかおどろおどろしいイメージが
・・・。
江戸川乱歩の明智&少年探偵団
児童書シリーズのおどろしさのほうが
よっぽど大丈夫だった・・・。

でもま、舞台だと違うよねー。
舞台だと、重厚さがきわだって
すごそう。なのだ。

パンク・オペラ

2010年12月9日 演劇
・・・映画の「時計仕掛けのオレンジ」を舞台化・・・とのこと。
http://www.umegei.com/m2010/clockwork.html

主演は・・・小栗旬!
そう来たか!

舞台やってたのか?!

・・・舞台装置がどんなもんか
見たいなあとは思うなあ。

だいぶ前に映画見た。

あれは・・・映画ならではの表現だと思うんだけどなあ。
世界観て言うか・・・。

生になってしまうと
生々しすぎる・・・。

殺害シーンとかレイプシーンとかなかったっけ?

主役のアレックスのお母ちゃんがクドくて
いいキャラしてた。それだけがこの映画の、
ある意味救い。アレックス母は誰がやるのだろうか。

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