滅びの美学

2012年10月27日 演劇
BS12のタカラヅカドリーミングシアターで06年星組、
″ネオ・ダンディズム″
http://kageki.hankyu.co.jp/revue/06/star_tokyo_aisuru/index.html
をやっていた。
この枠ひさしぶりに観た。
いつのまに、金曜夜から土曜昼に移動しておったのか・・・。

演出を担当した岡田敬二先生は日本のレビュー界の第一人者だそうだ
(ウィキペディアより)。ロマンチックレビューシリーズと言う
一連のシリーズにこだわりがあり、ネオ・ダンディズムも含まれるらしい。
ロマンチックレビューがなんなのかは良く分からないけど、独特の美学を
持っていることは、観ていてすごく伝わってきた。

作品の中で印象的に出てきた″ダンディズム″とは
滅びの美学、みたいなテーマ性がすごく気になった。
滅びの美学もけっきょく良く分からないけど、笑、
とてもうつくしい。

滅びの美学って、けっきょくは逆説的に命を燃やして
生きるということでもあり、生命力が引き立つことなんだ
と、思う。たぶん。

昔読んだギャンブルを描いた漫画で、
男は子供を産まないから命を感じることが
出来ない、だからギャンブルとかそういう
ことでスリルを感じて、命を危険にさらして
命を感じるしかない、みたいな感じの
ことが書いてあって、

それも滅びの美学に近いかなーと思った。

深いなー。

とても難易度の高い男の美学( ̄ω ̄;)

海外ミュージカルの潤色専門のような小池修一郎氏も、
オリジナル作品においては滅びの美学がテーマ、みたいなことに
こだわっている、というようなことを言っていて、

宝塚はそういうテーマを表現するのがふさわしいところでもあるんだ
ろうなあ。

わたしもそういう部分にとても惹かれるから観劇するのだと思う。

ネオ・ダンディズムを最後に退団した主演の湖月わたるさんと
白羽ゆりさんのコンビが凄くハマって居た。

白羽ゆりさんと言う娘役さんがめちゃくちゃ好きだ・・・。
華やか、どころの騒ぎじゃないぐらい華があって圧倒される。

中詰めのラテンナンバー″キャリオカ″で総踊り、のシーンは
ありえないぐらい迫力あった。
無駄に熱いけど暑苦しくは無くて、ザ・星組の
伝統、を感じた。

かっこよかった。

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