「通貨」を知れば世界が読める
2012年6月29日 読書
某喫茶店でこの本ご自由にお読みください本棚に置いてあったから
読んでみた。存在自体がすごい気になって仕方ない浜矩子先生の通貨の本。
浜先生は、紫っぽい髪型でなんか占い師っぽいフインキの論客、と言う理由で「経済学界の細●数子」と勝手に呼んでいる(笑)。経済学自体がそもそも統計的に未来を予測するような側面がある(そして当たらないことも多い…orz)と思っているから、まったく外れた呼び方でもないと勝手に思っている…。
通貨を巡る世界経済史を説明しながら、一ドル50円時代を予測し、日本が影の立役者?のようになる日がくるはずって言うことと、今後は特定の地域のみでしか流通しない地域通貨と国の通貨と世界共通通貨の三本立てになるべき、と言うような内容だった。とても読みやすかった( ̄  ̄!)(!_ _)
気になったところは、世界を代表する金融街はウォール街、って言うのはアメリカが経済的覇権を得た20世紀中盤以降?ぐらいの話で、もともと「金融街」と言えば
イギリスのロンドンのシティ?と言う街だったと言う話。わたしの認識にはウォール街しか無かったので、初めて知ったような感じだった。でも世界史的に考えてみれば、金本位制とかアダムスミスとかケインズとか、19世紀末から20世紀初めぐらいに出てくる経済のキーワードはぜんぶイギリスだ…。…と言うことは、極端な話、アメリカのウォール街も、ウォール街自体が無くなりはしないだろうけど、ウォール街を超える知名度の金融街が将来登場してもふしぎは無い、と言う感じ。
一ドル360円、て言うのも日本史の現代史で記号的に覚えたからなんとなく知ってるけど、実感値としては分かって無いな…。
世界経済では、今当たり前の事が、四半世紀~半世紀ぐらいでまったく当たり前じゃなくなる、それどころか、逆のことが起きるのを前提にしないといけない…って言うのを君たちちゃんと分かって無い!!って言うことをきちんと認識しとけよ、と言うメッセージと受け取りました(笑)。
地域通貨(国レベルだけじゃなくもっと小さな地方の枠での通貨も含め)がもっと力を持つのでは…と言うような内容は、もうちょっと色々な例を挙げて(どこの国のどの地方でどういう通貨があってどのように運用されている言うことを)、突っ込んで書いてイメージしやすくして欲しい気がします。一応例は挙げられているけど、地域通貨がもうひとつピンと来なかった…。まあ地域によって本当に運用されている規模がピンキリで、いちがいに言えないから書きづらかったのかな。でも、そういう論点で今後攻めるなら、例えば「地域通貨の流通が盛んな☆★と言う国の△と言う都市で◎日間滞在し、実際に地域通貨を体験してみました云々」とか、自分の実体験をもとに書いて頂けると分かりやすいと思う、てかそうして頂きたい…でもマクロ分析の人なのでそういう現地実体験的なことはキャラ違いなのだろうか…。
お財布の中に色々な国の通貨が入って居て当たり前、の時代も来るよ、って言うのは、既になんとなく認識レベルに入って来てるかなあ。外貨預金とかFXとか、色々な通貨でお金を運用する事は割りと一般的になって来ている。
読んでみた。存在自体がすごい気になって仕方ない浜矩子先生の通貨の本。
浜先生は、紫っぽい髪型でなんか占い師っぽいフインキの論客、と言う理由で「経済学界の細●数子」と勝手に呼んでいる(笑)。経済学自体がそもそも統計的に未来を予測するような側面がある(そして当たらないことも多い…orz)と思っているから、まったく外れた呼び方でもないと勝手に思っている…。
通貨を巡る世界経済史を説明しながら、一ドル50円時代を予測し、日本が影の立役者?のようになる日がくるはずって言うことと、今後は特定の地域のみでしか流通しない地域通貨と国の通貨と世界共通通貨の三本立てになるべき、と言うような内容だった。とても読みやすかった( ̄  ̄!)(!_ _)
気になったところは、世界を代表する金融街はウォール街、って言うのはアメリカが経済的覇権を得た20世紀中盤以降?ぐらいの話で、もともと「金融街」と言えば
イギリスのロンドンのシティ?と言う街だったと言う話。わたしの認識にはウォール街しか無かったので、初めて知ったような感じだった。でも世界史的に考えてみれば、金本位制とかアダムスミスとかケインズとか、19世紀末から20世紀初めぐらいに出てくる経済のキーワードはぜんぶイギリスだ…。…と言うことは、極端な話、アメリカのウォール街も、ウォール街自体が無くなりはしないだろうけど、ウォール街を超える知名度の金融街が将来登場してもふしぎは無い、と言う感じ。
一ドル360円、て言うのも日本史の現代史で記号的に覚えたからなんとなく知ってるけど、実感値としては分かって無いな…。
世界経済では、今当たり前の事が、四半世紀~半世紀ぐらいでまったく当たり前じゃなくなる、それどころか、逆のことが起きるのを前提にしないといけない…って言うのを君たちちゃんと分かって無い!!って言うことをきちんと認識しとけよ、と言うメッセージと受け取りました(笑)。
地域通貨(国レベルだけじゃなくもっと小さな地方の枠での通貨も含め)がもっと力を持つのでは…と言うような内容は、もうちょっと色々な例を挙げて(どこの国のどの地方でどういう通貨があってどのように運用されている言うことを)、突っ込んで書いてイメージしやすくして欲しい気がします。一応例は挙げられているけど、地域通貨がもうひとつピンと来なかった…。まあ地域によって本当に運用されている規模がピンキリで、いちがいに言えないから書きづらかったのかな。でも、そういう論点で今後攻めるなら、例えば「地域通貨の流通が盛んな☆★と言う国の△と言う都市で◎日間滞在し、実際に地域通貨を体験してみました云々」とか、自分の実体験をもとに書いて頂けると分かりやすいと思う、てかそうして頂きたい…でもマクロ分析の人なのでそういう現地実体験的なことはキャラ違いなのだろうか…。
お財布の中に色々な国の通貨が入って居て当たり前、の時代も来るよ、って言うのは、既になんとなく認識レベルに入って来てるかなあ。外貨預金とかFXとか、色々な通貨でお金を運用する事は割りと一般的になって来ている。
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