重厚さのある個性的な映画でした。

マルコムX氏はイスラム教徒なので、そのへんの思想的背景などはわたしには馴染みが薄く、よく分かりません。ただメッカへ巡礼するシーンはとても生き生きしていて、彼がイスラム教の思想と出会えた事は、彼の人生にとって重要なことで、また、幸福なことでもあったんだと思えました。

若い頃はただのチャラいチンピラで、刑務所内でイスラム思想に出会い、人種差別と闘う活動家のカリスマ性を放つようになる過程が素晴らしくカッコ良かった。思想的な色が特別濃い事も無かったし、一人の男の伝記として、観る事が出来た。

自分の運命と言うか宿命に逃げずに向き合う、向き合わざるを得ない性、と言うようなもの、とても悲しく、重い。でも、奥さんや家族とのストーリーもたくさんあって、彼は人を愛する、そして愛される人であって良かった、と思った。

音楽の使い方がとても良い。ジョンコルトレーンやエラフィッツジェラルドなどのジャズ、アレサフランクリンのソウル、当時ヒップホップ界のカテゴリーを超えて注目されていたと思う、アレステッドディベロップメント、など…。

そして特筆すべきは、若き日のマルコムXの友人役として自身も俳優としてひょっこり出演し、異彩を放つ監督のスパイク・リー氏。この人がとても良い味出している。

もちろん主役のデンゼル・ワシントン氏の演技も神がかって居る。

これは主に男性におすすめしたい映画かも…。女性には…分かるけど分からない…系www

コメント

kei
kei
2012年10月27日5:52

マルコムX、ぼくも好きな映画です。スパイク・リーの映画、面白いですよね。また寄せてくださいね。

redeye-yan
2012年10月28日0:58

こんにちわ!
コメントありがとうございます!!!!!!
スパイクリーの映画、他にも観たいです。
おすすめあったら教えてください☆

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