結束

いろいろ追われたりせわしなくてもＷ杯の日本代表の試合だけは見ております。まず、デンマーク戦、勝利、本当にすごかった。おめでとう。１次リーグの３試合の中で、やはりこの試合こそ、いちばん″魂″を感じる試合だった。そういうふうに言ってしまうとんさんくさいけど、力量とか技量って言うのは、魂のスピードとか、魂の決定力の精度、の問題なんだとう思うし、そしてその一人一人の個人の技量が何かの形でうまく組織的に結ばれることが出来た。そんなチームプレイスポーツの華麗な動きは見てて楽しかった。サッカーって動きがあって本当に楽しいスポーツなんだなあと思った。

日本のサッカーの時代がひとつ進んだ。と言うことも実感した。試合後のテレビのインタビューで特別ゲストの中田が、ほっとしているように見えたのは、気のせいだろうか？この人がやろうとしたことが、全部が全部では無いだろうけど、ほんの少し、報われた部分もあるのかな？と思った。

４年前に今のような結束力、みたいなものは日本代表のサッカーからは感じられなくて、中田は１人で背負って走ってもがいて、負けて、グラウンドに脱力して倒れこんだ。Ｗ杯開幕前の番組の企画で中田と本田が対談、て言うのがあって、わたしは見てないけど、中田は自分が後悔していることも含めて、こうしたほうが良い、と言うことを本田に伝えたらしい。マスコミが取り上げるほど本田が中田の後継者だとは思わないし、たぶん中田は本田だけに伝えたいわけじゃ無いだろうと思う。でも本田が少しでも中田の思いを受け止めて、それを自分やチームの糧に
出来ているなら、本当に素晴らしいことで、何より今後の成長にもなるだろう。

中田は、早すぎた天才だった・・・かな。チームの成熟の前に自分のピークが来てしまった。納得出来なかったこともたくさんあったと思う。今更だけど、本当にお疲れ様です。

本田は、中田とは違う。違うからこそ、チームの成熟と自分の成長を重ね合わせながら本当のエース、スター選手になれる人・・・だと思うから本当に頑張ってほしい。

わたしにとってサッカーはチームプレイで速さもあるから良くわからない部分もあるけど（フォーメーションや戦術面など）、見てたら面白いし、やっぱり組織力も大事だけど個人の技で一瞬で流れを変えるようなファンタジスタな場面もたくさんあって、すごく惹かれるものがあるし、これからもぼちぼち見て行くし応援しようと思います。

次の一戦も期待しよ。

それにしても、ヤットがやっと（ダジャレでは無い）Ｗ杯で本懐を遂げたことに感動した。

ブブゼラの音にもすっかり慣れました。